2010年3月28日日曜日

城山三郎『乗取り』

持てる手段を徹底的に使い目的を達成しようとする主人公。その背景には、強烈な目的意識と、それを成し遂げるという強い意識が感じられる。

成りあがりの主人公が、どのようにして、大企業と戦っていくのか。その難しさが克明に描かれている。それを読んで、それは可能と考えるか不可能と考えるかは、人それぞれであると思うが、この主人公は、それを乗り越えるために、必死に頑張った。

頑張る主人公は、多くの人々をひきつけ、その姿に、私自身も、何か憧れを覚える。何も持っていなくても、ビジョンを持っていれば、多くの人々をひきつけることができる。

ビジョンを持たなければいけないという思いと同時に、私のビジョンは、何なのかを強く考えさせられた。

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